戒名の解説本日葬儀式の導師を勤め、戒名をお授けいたしました。

浄土宗の戒名とは、以下のように考えられます。

戒名とは、戒律のある宗派で戒律を受け、仏の弟子になることで授与される名前をいいます。仏の教え、戒めに従うことを約束することで授けられるものなのです。ですから、本来は死後につけてもらうものではありません。生前に五重相伝や授戒会を受けることなど、いただく名前のことなのです。

浄土宗公式サイトより

故人の生前を思ったり、仏典を開いたり、ご先祖様に感謝したりと、戒名には様々な思いを込めて僧侶がお授けしております。文字が多かろうが少なかろうが、間違いなく「良い戒名」です。

戒名について、必ずご遺族に説明はさせていただくのですが、お葬式で精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまう中でご説明しても、それについて覚えていただくのは不可能だと思います。
このたび、戒名の解説と思いを綴ったA4の紙をお渡ししました。今後葬儀式のたびにお渡ししようと思います。瑞相寺のお壇阪様で、戒名の意味や、それに込められた思いが知りたい方はぜひおっしゃってください。送らせていただきます。

葬儀式が終わり、戒名について説明させていただくと、ご遺族の皆様から「故人の人となりがあらわれた、綺麗な戒名を本当にありがとうございます。」との、大変ありがたいお言葉を頂戴いたしました。

戒名の意味や思いを明文化しておくことで、お寺にとっても利点はございます。我々浄土宗の僧侶は、何百年も前の戒名で、ご回向させていただくこともございます。過去帳をさかのぼってみると、戒名から時代時代の背景や、その時のご住職のお気持ちを拝察することができます。今お授けした戒名がこの先同じようにずっと残るならば、どのような方が瑞相寺の第三十六世、そしてその先の住職をしてくださるかはわかりませんが、私と同じ気持ちでご回向していただきたいと存じます。

本日私が葬儀式の導師を勤めた往生人には、長い間大変お世話になりました。この思いを、これからも引き継いでいただきたいです。