衣替え

 

瑞相寺の境内には、ギンモクセイの木があります。

瑞相寺境内のギンモクセイギンモクセイの花

毎年この時期に咲いて落ちるのですが、ギンモクセイが開花すると、臥竜橋通りに芳しい香りが立ち込めます。

 

早いもので10月に入りました。10月1日から衣替えで、瑞相寺でもお袈裟や法衣を整理しました。
地域にもよりますが、浄土宗では夏と冬とで、お袈裟や法衣の被着期間が定められております。季節ごとに、法衣専門のクリーニング業者さんにお願いして、綺麗にしてもらいます。

 

 

法事にて

 

先日50回忌法要にお檀家様のご自宅に参りました。
89歳の女性の方で、大変優しく、笑顔の素敵な方です。お寺の行事には積極的に参加してくださり、いつもあたたかく迎えてくださいます。その日は、ご子息様やお孫様の他、ご親族も多数お集まりで、お出迎えしていただきました。

 

いつものように仏間に通していただき、法衣を着替えていると、そのお檀家様が、サッとお袈裟や法衣を直してくださいました。私が着替え終わり、座り直すと、またサッと衣の裾を直して、ご子息様に「お寺様が座られたら、こうやって裾を直して差し上げるのよ。」と小声で教えられておりました。

 

我々僧侶ですと、御導師が動作をされる際、お手伝いをいたしますが、まさかお檀家様がそのようにご丁寧に介添えをしてくださるとは、思いもよりませんでした。大変恐縮です。
長年知識や教養を積まれた89歳の女性が、26歳の社会経験も乏しい若者を、本当にご丁寧に迎えてくださり、その者の話を熱心に聞いてくださいます。
言い訳はできません。仏教を正しく学び、それを正しく伝えていかねばなりません。