20190405中興號

 

浄土門主願譽唯眞猊下より、瑞相寺第三十五世住職三谷彰寛が、瑞相寺の中興号を賜りました。平成が間も無く終わり、令和という時代がはじまろうとする中、平成元年生まれの住職が平成最後の年に賜りましたのも、何かのご縁に存じます。

中興号とは、浄土宗大辞典によりますと「寺院の堂宇を再建復興した功績が顕著な住職に対して与えられる雅号」と述べられております。

瑞相寺の歴代御住職におきましては、第十一世御住職、第二十三世御住職が中興の祖として祀られております。『瑞相寺歴代上人系譜』という書物をたどっておりますと、多くの御住職方が様々なお寺の開山上人となられていらっしゃっております。先代御住職、先々代御住職、そして歴代御住職方の御功績を惟みるに、身に余る光栄に存じますが、中興号を拝受した理由にはいくつかございます。

第一に、瑞相寺を支え続けてくださっている総代様を筆頭とした檀信徒の皆様のためです。目まぐるしい変化の時代の中でも、これまでの瑞相寺を築き、これからの瑞相寺を築いてくださることへの感謝の思いです。瑞相寺がご寄付をお願いせず、御布施に関しての多寡を一切問わずに日々の寺院運営をすることができ、大事業を行うことができるのも、日ごろの檀信徒の皆様の支えのおかげでございます。住職と檀信徒の皆様とで、瑞相寺の歴史を今この一瞬一瞬ともに築きあげております。

第二に、ご先祖様のためです。瑞相寺の永代供養を志納される方が、現在急増しております。瑞相寺の永代供養墓すべてに、現住職の区画を設け、住職の死後は納骨してもらいます。現住職が歴代御住職や開山上人、中興上人のご回向をいつも行っているように、私の死後も同じように次世代の住職に回向してもらいたいと思っております。中興上人が入る永代供養墓となれば、文字通り「永代」に渡って次世代の住職も供養してくれるでしょう。

第三に、平成23年に往生した先々代後住職である祖父、平成26年に往生した先代御住職である父のためです。私が往生した時、極楽浄土で再びお会いしたら、どのように声をかけてくださるか楽しみにしております。

平成も間も無く終わります。新たなスタートに向け、より一層精進いたします!