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20181210依存しないお寺運営―たくさんの方とご縁を結ぶ―_ページ_01

 

2018年12月10日に、大阪市の浄土宗應典院さまで、永代供養墓に関するセミナー「永代供養墓をめぐる現在の状況・最新のつくり方」が開催されました。瑞相寺の住職三谷彰寛も、瑞相寺のトータルでの取り組み・お寺の使命などについて「依存しないお寺運営~たくさんの方とご縁を結ぶ~」というテーマで僭越ながらお話をいたしました。

應典院さまは、ご住職秋田光彦上人の『葬式をしない寺: 大阪・應典院の挑戦』を、私が学生時代に拝読して感銘を受け続けてきた、いわば「聖地」です。著名な方々もたくさんお見えで、大きな本堂にいっぱいのお寺関係者が集いました。

過去のバブル期につくられた大型霊園の経営破綻の教訓を生かされず、営利企業主導の場当たり的な「お墓ビジネス」が供給過多に陥り、将来的に非常にまずい状況になるのでは、という危機感もございます。お墓という永続性が求められる存在が、一過性のものであって良いはずがありません。

昨今は宗教性を極力排除するような方向にいき、「供養」が「産業化」され、そこにお寺や宗教者が不在になっている状況もございます。お寺から宗教をとったら、ただの立派な建物、宗教者から宗教をとったら、ただの者です。

そのような中、お寺を、宗教を、僧侶を必要としてくださる方もたくさんいらっしゃいます。私は日々それを感じております。

お寺のコミュニティデザイン、地域ガバナンス、福祉としての永代供養墓、福祉としてのお葬式、終活や生き方のハブ化など、お寺だからこそできることの可能性を深く追求する良い時間になりました。

瑞相寺に帰ると、ご友人とともに永代供養やお葬式でご縁をいただいた方が、住職宛にお手紙を届けてくださっておりました。お手紙の最後に「何か気持ちが動くときはお参りさせていただだいて、心の安穏を願いたいと思っております。心のふる里を作っていただき、本当にありがとうございました。」と結んでいただいておりました。全国のお寺の存在意義や可能性は無限にあるように感じます。

 

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